コラム

コロナ明けのキャンプで気をつけたいこと

※コロナが「明けた」わけではないのは重々承知の上で、わかりやすく「コロナ明けのキャンプ」というタイトルにしました。

5月25日に全国的に緊急事態宣言が解除され、県内の移動が緩和されました。この長い自粛期間が明けた今、キャンプに行きたくて行きたくて仕方なくなるのは当然のこと!

とはいえ、ウイルスが無くなったわけでもなく、感染のリスクはまだまだあります

そこで今回は、山岳医療救助機構の登山者向けデータに基づいて、私たちキャンパーが気をつけるべきことを森風美視点で考えてみました

疫病予防の専門家ではない、ただの「いちキャンパー」としての発信であるため、過不足あるかとは思いますが、参考にしていただけると幸いです。

また、今回キャンプ用に簡潔に書き直していますが、参考にさせていただいた山岳医療救助機構のデータは大変わかりやすくより詳しく書かれているので、そちらもぜひご一読ください。

キャンプを計画する

行先の決定

・自分の住んでいる場所や、キャンプ場のある地域の自治体などが出している旅行や移動自粛要請を確認し、協力しましょう。

・医療施設までのアクセスが悪い山間地に、感染を持ち込まないように気を付けましょう。

・マスクを着用し、ソーシャルディスタンスに配慮したキャンプはかなり神経を使います。時間に余裕を持って行動しましょう。

自粛期間でかなり体が鈍っています。キャンプの前後に予定を詰め込みすぎず、行って泊まって帰ってくるだけに留めましょう。

コンクリとフローリングしか歩いていなかったからか、河原の石に足を取られまくりました。さらに翌日はひどい筋肉痛に……。予想以上に体力が落ちてます!気を付けてね!!

自分の体調確認

・キャンプに出かける前に体温を測定しましょう。体温が平熱より高かったり、なんとなくだるい、咳が出るなど体調の変化がある場合にはキャンプを中止しましょう。

・過去14日以内に新型コロナウイルスに感染した人と接触した場合は、キャンプを延期しましょう。

誰と行くか

家族などの同一世帯や、共同生活をしている人同士では感染リスクが抑えられると考えられます。どうしても難しい場合には、すでにキャンプをしている(自前の道具が用意できる)少人数グループ、かつ同じメンバーと行くように……とはいいつつ、基本的にグルキャンは我慢しておきましょう

家からキャンプ場まで

マイカー利用

車でのキャンプは、同居している家族が同乗するのであれば感染リスクはかなり低いです。日頃生活を共にしていない人同士が乗り合いで行くことは感染のリスクが高くなります。離れた席に座って常に換気をし、マスクの着用やアルコールジェルでの消毒を行い、会話は最低限に留めましょう。

医療負荷をかけないためにも、いつも以上に安全運転を心がけましょう。視界確保のためにキャンプ道具を積みすぎないことも大切です。

・公共交通機関の利用

利用する機関の3密回避(座席間隔など)について利用前に確認しましょう。窓を開けることができる車両であれば換気できるメリットがあります。マスクを着用しましょう。

・手すりや座席などの共有設備に触れた後や、車内トイレの利用後はアルコールジェルを携行し、消毒します。

・無意識のうちに顔を触ってしまうので、この対策にフェイスシールドが有効です。

公共施設の利用

食材等の買い出しは自宅近くの普段利用しているスーパー等を利用しましょう。

・県内移動であればトイレも家で事前に済ませて事足りると思いますが、公共のトイレを利用する場合にはマスクを着用し、利用前後にアルコールジェルで手指を消毒しましょう。

追記:帰り道に温泉施設に行くのもスッキリしていい旅気分だけど、しばらくは避けましょう。

キャンプ中にするべきこと

持っていくべきもの

・マスク
・アルコールジェル
・タオル
・液体石鹸
・ジップロック等ゴミ袋になる物
・ティッシュペーパーとトイレットペーパー
・ウォータージャグとバケツ
・多めの着替えと汗拭きシート

石鹸のないキャンプ場も多くあります。持参した石鹸を使うことで感染リスクを下げることにもつながります。

共用のトイレットペーパーではなく持参したトイレットペーパーを使用することで感染リスクを減らすことができます。また、鼻水等は手や袖で拭わずティッシュペーパーを使用しましょう。

水場を使用する回数を減らすために、自宅で水を入れたウォータージャグの持参をおすすめします。炊事場を使うたびにマスクをしてアルコール消毒するのは予想以上に煩わしいです。排水もバケツにまとめ、たまったら炊事場に流しに行きましょう。

私はウォータージャグを持っていかなかったのをかなり後悔しました!ペットボトルに水を汲んで炊事場利用の回数を減らしましたが、こんなにジャグとバケツの必要性を感じたのは初めてです。

追記:食器も洗わずに、キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、ゴミ袋を二重にしてそのまま持ち帰るのをおすすめします。横着な私は普段からほとんどの食器を洗わずに持ち帰ってます。家でお湯で洗ったほうが綺麗になるよ!

追記:ここだけの話、私はキャンプであんまりお風呂に入らないのですが、これからの季節は汗をかくので多めの着替えと汗拭きシートを使って、シャワーやお風呂はなるべく使わないほうがいいかなと思います。1日くらい入らなくても大丈夫!

いつマスクをするか

この季節、ずっとマスクをしていると息苦しく、暑さを感じます。周囲と距離のあるサイト内では着用する必要はないでしょう。受付時や、炊事場、トイレなどの共有スペースを使う時に着用しましょう。

周りのサイトへの配慮

設営時にご挨拶をする方も多いと思いますが、なるべく声かけを控え、笑顔や会釈、手を挙げるなどで表現しましょう。お裾分け等、食事のシェアも避けましょう。

手を洗うときの注意

液体石鹸を用いて流水で20秒間+60%以上のアルコール消毒の2段階が推奨されています。
水源が限られている環境ではアルコール消毒だけは必ず行いましょう。(炊事場のないキャンプ場は少ないかと思いますが……)

手を洗うタイミング

・チェックイン、チェックアウト前後
・鼻を噛んだり、咳やくしゃみをした後
・調理前、食べる前
・ゴミに触れた後
・トイレ・水道など共有施設の使用前後

キャンプギアの消毒

感染の可能性が考えられる場合には、消毒できるものは消毒します。洗えないものについては7日間経過後であれば消毒せずに使用できます。

追記:犬はアルコール(エチルアルコール)を分解する酵素を持っていないため、消毒した手を舐められないように注意してください。中毒症状に陥り、最悪の場合死んでしまう可能性もあります。同様に、小さなお子さんも充分注意してください。

グループキャンプの注意点

どうしてもグループでキャンプをしたい場合は、以下の点を気を付けましょう。でも本当はソロか同居家族と行くべきかと思います!!

誰と行くか

家族などの同一世帯や、共同生活をしている人同士では感染リスクが抑えられると考えられます。どうしても難しい場合には、すでにキャンプをしている(自前の道具が用意できる)少人数グループ、かつ同じメンバーと行くようにします。

何人グループならいいのか

スイスの登山の例ではガイドを含み5人までとされているそうですが、根拠のある指針はありません。特にキャンプでは飲食を共にすることが多いので、一層の注意が必要だと考えています。

同一テントを使用しない

複数人で1つのテントを利用するのは感染リスクが高まります。ただし、家族など同一世帯や共同生活をしている人同士ので同一テント利用は感染リスクを抑えられると考えられます。それ以外の場合にはテントは1人1つが好ましいです。

ギアの共有を避ける

寝袋、食器の貸し出しは感染リスクを高めます。無理に普段からキャンプしない人をキャンプに誘わないようにしましょう。同一世帯でなければ、衣類や装備、飲食物の共有は避けましょう

グループキャンプをする妥協点としては、現地集合現地解散の上で、遠目にお互いの姿を確認しつつ、LINEなどで会話することかなと思います。食事のシェアは絶対にやめて、焚き火も各々1家族1焚き火で楽しみましょう。

距離があるからと言って大声で話すと周りの人に迷惑がかかってしまうので、各々がキャンプを楽しみつつ、実況報告をLINEでするのをおすすめします。

などなど、いろいろ考えたけど、結論としてはグルキャンはもう少し我慢しよう……。

最後に

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、社会・経済活動の制限や外出自粛要請はまだまだ続いています。

みんなでキャンプしたいのは私もそうですが、今は先月に引き続き我慢の時!おうちキャンプも織り交ぜつつ、ちょっとずつ、段階的に野外でのキャンプを楽しみましょう。

こんな時だからこそ県内の素敵なキャンプ場を探して、ソロや家族でシンプルなキャンプを楽しむのもおすすめです。頑張りすぎると疲れがたまって免疫力も落ちちゃうからね!!

「ここは違うんじゃないか」「こういうところはもっと気を付けたほうがいい!」といったご意見もこちらのコメントでお待ちしております!

早く何も考えずに、ただ楽しくキャンプできる日が来ますように……。

 

ABOUT ME
森 風美
森 風美
はじめまして。年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=25年。 女性向けアウトドアWEBメディア「なちゅガール」の編集長を務め、女子キャンパーのライフスタイルモデルとしてはもとより、テレビ・雑誌・イベント出演など幅広い分野でも活動しています。

POSTED COMMENT

  1. アバター 【たかさん】camper より:

    十分過ぎるほど注意事項を上げていただいてるかと感じますし、女性目線の部分も感じました。ただ、キャンプ場運営者様はもっと色んなことを考えて営業再開に踏み切っているのも現実です。
    不安があるならいっそキャンプ場経営者様に取材してみるのもいかがでしょうか?簡単に言ってしまい申し訳無いですが、コロナ禍を経験して次の時代へ。
    ふぅちゃんの今までの人脈を活用して、必要な情報を必要な人へ。
    なちゅメンバーさん全員こっそり応援してますので頑張ってくださいね!

    • 森 風美 森 風美 より:

      ご丁寧にありがとうございます!今回はあくまでいちキャンパーとしての注意喚起を行ったのですが、コロナ禍の中、経営と安全の間でキャンプ場を経営されている方からも少しお話を伺いました。記事として取り上げることを了承してくださる方がいらっしゃったら、またまとめてみたいと思います!
      それから他のメンバーの対策の話も聞きたいなと思っていたり…頑張ります!ありがとうございます!

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